拡大する写真?図版「十一万石」4代目の石田有己生さん=2020年7月29日午後2時30分、三重県桑名市桑栄町、岡田真実撮影

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 三重県桑名市の桑名駅改札直結のビル「桑栄(そうえい)メイト」。7月31日をもって47年の歴史に幕を閉じた。多くの飲食店が肩を並べた2階入り口付近で、桑栄メイトの歴史とともに歩んできた老舗和菓子店「十一万石」。4代目の石田有己生さん(69)は「(桑栄メイトは)子どもから大人まで行き交う、人間の交差点のような場所だった」と振り返る。

 「駅前で商売をしたい」。石田さんの父である先代の願いだった。

 創業は明治時代。桑名市内にある本店では和菓子の製造と販売を手がけ、和菓子作り一筋で続けてきた。

 「桑名では、祝い事があると、近所に箱いっぱいに詰めたふかしまんじゅうを配っていた」と石田さん。

 約50年前、桑栄メイトのテナント入居の話が舞い込んできた。先代の念願をかなえるチャンスだった。

 だが、2階は「味の街」。飲食…

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